信用と信頼の違い
こんにちは。
ℳです。
皆さんは『信用』と『信頼』の違いを理解していますか?
『彼を信用してお金を貸す』とか『彼を信頼して、この仕事を任せる』
など、同じような意味ですが実は各々に意味があります。
これらを理解しておくと、先日の記事の【独立思考の方に役立つ考え方10選】の後半で説明しました、信用経済の時代に役立つものだと考えます。
要は下地に信用があり、信頼はその上で成り立つ事になります。
そうなれば、信用無き人に信頼は無いと言う事になりますが、時に信用が無くても相手の行動を信じることもあり、信用のように裏付けが無くても信頼は成立する事があります。
少し難しくなってきましたね。
例え話しをすると、、、
スランプの野球選手が毎晩、素振りをしている姿を監督が見ていました。
翌日の試合、大事な場面に監督は代打でスランプの選手を交代で出場させます。
周りは『何故、調子の悪いあいつをこの場面で使うんだ?』と思うかもしれません。
しかし、監督は言いました。
『今までの打率からして、本来であればここで君を使うのは信用もないので間違っているかもしれない。しかし、手の豆が潰れても毎晩休むことなく素振り練習をしていた君にどうしてもこの場面を任せたい。信頼している。頼んだぞ!』
どうでしょうか?
これが信用と信頼の違いです。
これは仕事においても同じですね。
先ずは目の前の事をコツコツやるのは当然です。
そこに結果が付いてくれば、信用は次第に大きくなります。
私はこれを信用貯金と言っています。
信用貯金が貯まり、人からの支援が欲しいタイミングで信用貯金を使えば、人は信頼して支援してくれるものです。
ただ、そこには信頼してもらえる日々の行動が大事になってきます。
組織で働いている人も、個人でやっている人も、信用貯金は必要です。
そして、その信用貯金は金銭の貯金よりも大事な時代になってきたと思う今日この頃です。
今日はここまで。