考え方、視点を変えてみると・・・
こんにちは。
エムです。
人生って不思議なもので、嫌な事や自分にとって不都合な事って続いたりしませんか?
そんな時、嫌でも一瞬は落ちてしまいますよね・・・
元々がポジティブな人は復活まで早いのですが、ネガティブな人は中々上がってこれません。人によっては、そのまま最悪な方向に進んだりもします。
私の好きな言葉の一つに『パラダイムシフト』という言葉があります。
これは自分が現在見ている視点や考え方を180度変える事で捉え方が変わるという内容です。
トップの絵は有名なだまし絵です。
一見、老夫婦が向かい合ってるように見えますね。
しかし、視点を変えてみると、『頭の上に荷物をもった女性』と『ギター?を弾いてる男性』が浮かび上がってきます。
考え方を変えるという意味では、私が常に部下に使っている下の話しも分かりやすいかなと思います。
例えば、父親・母親・息子・娘の4人家族で山にピクニックへ出かけます。
その時、大きな熊が家族の目の前にいきなり現れ威嚇・・・
父親は家族を放置して、全速力で走って逃げてしまいました。
・・・最悪の父親ですね?
愛する家族を犠牲にしてまで、自分だけが助かりたい。父親として、人としてもどうなのか?
しかし、この話しを聞いたある人はこう言います。
『勇敢な父親だ。その父親は熊が逃げる動物を追いかけるという習性を知っててやった事だろ?』
そう、父親は最低の人間ではありませんでした。
熊の追いかけるという習性を利用して、一見無責任に思えた行動は立派に家族を守ろうとする行動であったのです。
この様に、第一印象は最低でも、見る視点や考え方を変えれば全然違った答えが出たりすることも多いのです。
これをパラダイムシフトと言い、最近ではビジネスにも多用されています。
・業務改善
・新規事業
仕事の不備、不満、不安、不足などあらゆる『不』(負)を発見し、それらを『そもそも論』として捉えて考える事が出来れば、新しい取り組み方が発見できます。
例えば・・・
・レジ打ちはそもそも人間がしないといけないのか?
⇒無人のレジは今ではあちこちにあります。
・回転寿司チェーンは寿司をレーンに置いて、常に回しておかないといけないのか?
⇒注文のみで対応するチェーン寿司店が出てきましたね。
・会社に出勤しないと仕事は出来ないのか?
⇒コロナ禍で在宅ワークでも仕事が回る事は立証された分野も多いですね。
他にも気づけば多く存在しますが、これらは全てパラダイムシフトの発想で180度方向転換したものばかりです。
今までの当たり前を否定し、現状の『不』を改善する為に非常識な事からの発想が形となったのです。
凄いですよね?
いくら日本は治安がいいと言っても、お客様を信用して無人のレジで精算が済まされるんです。
これらにより、事件があちこちで発生しましたか言うと、そんな事はありません。
でも、これらを取り組むまでは、『そんな事したら、万引きや無銭飲食が増え、店舗に多大な被害が出る可能性がある』と関係者は考えていた筈です。
しかし、今のような清算方式であれば、不思議と皆がきっちりとお金を払うのです。
形にして初めて分かる事かもしれませんが、先入観や固定観念に邪魔されず、パラダイムシフトの発想で取り組んだ成果の一つであり、ここに大きなビジネスチャンスが眠ってたりします。
これからもどんどん新しいものは増えていくと思います。
これらから、最近では不動産テックというものも出てきています。
引っ越ししたい人は不動産会社に行って、物件情報の説明を聞き、営業マンに連れられて部屋の内覧に回るのが当たり前でした。
しかし、今は動画でお部屋の状況が確認できたり、その町の治安や犯罪履歴、学校レベルや近隣のスーパーなども全てデータ化され、それらの情報を元に部屋を決めたりします。
今までの常識が常識で無くなり、新しい発想をもとに色々なビジネスが生まれ、人は豊かになっていきます。
パラダイムシフト。視点や考え方を変えることが出来れば、どんな嫌な事でもプラスに転じる事が出来、ビジネスではそこに大きなチャンスが隠されたりしています。