アラフォーの覚悟

独立開業までの道のりを描いた40代エムブログ

出世する人、しない人

 

こんにちは。エムです。

最近自分が落ちているせいか、次々とネガティブな相談を受ける事が多いです。
引き寄せるんですかね?
負のオーラに自分も流され過ぎない様にしないと、精神が持ちません 笑

さて、先日相談に乗っていた人は

  1. 仕事で自分の立ち位置が分からない。
  2. どうすれば出世できるか分からない。

といった内容でした。

具体的にアドバイスしていくと、色々とありますがシンプルに

1.は『自分で創るもの』
2.は『0からの社内提案』

の二つを話ししました。

会社は組織です。組織には各々役割が決められており、時にはその分野のスペシャリストにもなります。
しかし、自分の業務を極めていく思考が強い人と同時に、視野を広く持ち、周りに対してフォロー、アドバイスを行う人が存在します。

自分の業務を極めて行く人は、スペシャリストとして他を寄せ付けない程の成果でプレイヤーとしての最高峰の立ち位置に自然となっていきます。

一方、周りに対してサポートを行う人達はどうなっていくかというと、『良きお兄ちゃん』『マネージャー』の二つに分かれていきます。

マネージャーなるには、サポートした部下や後輩がある一定の成果を果たし、そのアドバイスした人も成果を出している事が求められます。いわゆるプレイングマネージャーです。

プレイングマネージャーになり、成果を出し続けることが出来れば、やがて部下人数も増えていき管理者としてのポジションとして、マネージャーという立ち位置に変わっていくものだと思います。

さて、問題はサポートやアドバイスが上手くても『良きお兄ちゃん』になってしまう人達です。

何故、良きお兄ちゃんとマネージャーの二つに分かれていくのか?

答えは簡単で、目の前の業務の事だけを考えているか、そのアドバイスした人の成長を願って厳しい言葉や試練を与えているかの差です。


 

人は嫌われるのは嫌なものです。

部下や後輩に厳しい言葉を掛ければ、その人から距離をあけられてしまうこともありますし嫌がられるかもしれません。
試練を与えれば、部下は厳しくない環境に逃げてしまう事もあるでしょう。
そして、慕ってくれなくなります。
こうなってしまうと、会社でもギクシャクする事も増え、仕事自体が楽しくなく、出勤する事が嫌になってきます。

なので、そういった環境になるのが怖くて、部下や後輩に対して厳しいことが言えず、良好な人間関係構築を重視した接触しか出来ない人となります。
これが、良きお兄ちゃんの正体です。

こういう人は確かに組織の中には必要なんです。
セルフマネジメントの出来ない人達のオアシスの役目となるからです。

しかし、出世をしたいと思うのであれば、綺麗ごと抜きにして、本気で部下や後輩の成長を願ってどこまで厳しく出来るかは必須だと思います。

最近ではアンガーマネジメントやトップダウンからボトムアップへの切り替えが主流となり、上から厳しく叱る、指示するなどは風潮として無くなりつつあるかもしれませんが、やはり組織である以上は場面ごとで、上からの圧力というのは最低限必要な事だと思います。
全員が対等であると、決まるものも決まりませんし、価値観のぶつかり合いから強い組織にはなれないからです。

会社は友達を作りに行く場所ではありません。
勿論、仲良くする事に越した事はないですが、なあなあで仕事をするのは良くありませんし、ステークホルダーから見ても宜しくありません。

本気で相手の事を思い、成長を願っての事であれば、嫌われ役を買って出ても部下や後輩は最終的には『この人は自分の事を思って言ってくれてるんだ』と理解してくれるものです。

但し、本気度が無ければ、ただ単に『機嫌が悪いだけ』『性格が悪い』などに写ってしまうので、ド真剣に向き合うことが必要となってきます。

 

 

そして、こういった自分の立ち位置が定着していけば、次は2つ目の0から1の創造力
社内提案です。

会社はそもそも不完全なものであり、周りの環境に伴って変化していきます。
ここで重要なのが、日々変化する会社に対して、いち早く『負・不』を見つけ出し、それらに対して改善していく。
問題発見力問題解決力が必要となってきます。

ここで厄介なのが、問題発見は周りの人達と共感出来る部分は大いにありますが、問題解決は人によってそれぞれです。
部署、業務内容、社歴、性格、これら全ての部分が絡んでくるので、全員が同じ意見で無いというのがネックです。

しかし、ここで出世をする人は、強引にでも自分の内容が一番正しいと信じて、周りと時には喧嘩をしながらも事を前に進めていきます。
そして、ここでも本気度が必要となりますが、色々な弊害を経て、その内容できっちりと結果を出し、周りを黙らせていきます。

要は『今よりもより良くなる為の喧嘩』が出来る人が出世をしていきます。

全ての内容に喧嘩は含まれませんが、組織が大きくなればなるほど、反対意見は存在し、それが顕在化されるか潜在化で終わるかだけで、避けては通れないものだと思います。

これが出来ないと思う人は組織の上に立っても、最終的には苦労すると思いますし、長くは続かないでしょう。

独立志向の強い人、独立した人は共感できる部分は多くあるのでは?